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仕事のウラガワ

TGS2019 Play,Doujin! ブース

きっかけ

今までいろいろなイベントには出展しているのですが、東京ゲームショウ(TGS)は初めてです。
出展者・来場者ともにとても多いイベントなので、しっかりと自社タイトルの紹介をしていきたいと思っています。
ブースコンセプト、デザイン、設営、当日運営を全部お願いできますか?
– メディアスケープ 江崎社長

提案

Play,Doujin!というパブリッシャーをしっかり印象づけること。
その上で、「モチ上ガール」「魔砲少女のメイガスフィア」の2タイトルが遠くからでも印象に残る造作(ブース装飾)を。
そして、プレイしてくれた人がSNSなどで紹介したくなるプレイ体験を設計してきましょう。
近年、海外からの来場者が増えているのでアテンドスタッフには日英のバイリンガルを数名置き、当日のアテンドは私達で行います。
皆さんは、ブースを訪れるメディアや海外パブリッシャーの対応などに注力してください。
– アスタリズム 仲村


制作現場のウラガワ

企画メモから

TGSは4日間。前半はビジネスデー。ここでのターゲットは
1.ゲームメディア
2.ゲーム開発者
3.海外パブリッシャー

今回展示するタイトルは何れも一般的な知名度が低い。だからこそメディアに取り上げてもらいゲームメディアへ記事として露出するチャンスを掴みたい。

後半のパブリックデーのターゲットは「家庭用ゲーム機」でゲームをしているユーザー。興味を持った、遊んでくれたゲームが近々家庭用ゲーム機で出ることを覚えて帰ってもらいたい。

TGSの来場者は面白そうなゲームを探しに来ている。正直に言うとパブリッシャーにも、デベロッパーにも興味はない。
ただただ、「自分がやりたいゲームに出会いたい。」だ。

「モチ上ガール」の特徴は、ワンボタンでできるアクションゲームであり、幅広い年齢層に触ってもらいやすい。
グラフィックがとても良く、二頭身のキャラクターもとても可愛い。若い層のファンにささると思う。<ここを主題にブース設計をする。

「魔砲少女のメイガスフィア」はプレイヤーキャラクターが可愛く魅力的。
グラフィックの美しさと、ぶっ壊す爽快感。TPSになれた今のユーザーが興味を持ってくれる可能性が高い。
そしてなにより、作者の「俺が好きなものを全部詰め込んだ」がしっかり伝わるのがいい。<ここを主題にブース設計する。

Play,Doujin! には多くの参加サークルがある。
販売しているゲームも多種多様。これをしっかり伝えるにはどうすればいいか。<ゲーム一覧を簡単な紹介と一緒に配布すれば良いのでは?

制作物メモ

ブース全体の設計
インディーブース タイプBを2コマつなげて一つのブースとして使えるので、他ではできないアプローチでデザインできる。
見せるべき主題は「展示するゲーム」なので、パブリッシャー名などは下の方に固める。

試遊台に人が並べば、より人が集まってくる。
そのためには、まず足を止めてもらう仕掛けが必要。
更に、ゲームはもちろん、ブース自体を写真に撮りたいと思わせるための仕掛けもが最も必要。

「モチ上ガール」ブース
遠目で見てどんなゲームなのかを伝えるために、左右にブラブラ動くキャラクターパネルを制作。
当日パネルを動かすと来場者の足が止まっていた。

「魔砲少女のメイガスフィア」ブース
キャラクターの魅力をまず来場者に伝えたい。そのために、主人公キャラを等身大パネルにして展示。通常はブースの下側に設置するが今回は試遊台側に設置することで来場者の目に止まりやすくレイアウト。

ノベルティとしてステッカーを制作
モチ上ガールには、普段使いできるLINEスタンプ風なステッカーを。
メイガスフィアには、砲身を変えて好きな組み合わせで貼れるカスタマイズできるステッカーを。

サークル紹介パネル

Play,Doujin! のゲームはキャラクターが可愛いものが多い。これを活かすフライヤーはどうあるべきか?
悩んだ末に出した答えは「キャラクターイラスト」。表はイラストのみ。裏にはゲーム紹介を簡単に。詳細は全てWEBサイトへ誘導することをコンセプトとしてデザインする。

出展者が通りすがりの来場者に手配りするフライヤーは、そのままゴミ箱に行ってしまうことが多い。
しかし、自分から欲しい!と思ってもらったものは捨てない。だから、フライヤーを自由に選んで持って帰ってもらうやり方で参加サークル紹介をする。

現場の話

来場者がアテンドスタッフに求めるのは「初めてプレイするゲーム」を「安心して遊ばせてくれる」こと。
アスタリズムのアテンドスタッフは「ゲームが好き」、「ゲーム制作に関わっている」などが中心。ゲームが好きだからこそ、来場者に展示タイトルを楽しく遊んで欲しい。そういう思いでアテンドをしてくれる。

日本語ができなくても、英語ならだいたいなんとかなる。
そのためには日本語・英語が話せるスタッフが必須。今回は2ブースあるので常時2名、アテンドスタッフを配置。

CATEGORIES

Design, Event, Planning

CLIENT

Play,Doujin!(メディアスケープ株式会社)

DIRECTOR

斎藤 良基

ART DIRECTOR / DESIGNER

佐藤 圭一

BOOTH SETTING

武田工藝舎
株式会社アスタリズム

ADMINISTRATION

株式会社アスタリズム

PRODUCER / PLANNER

仲村 尚史

YEAR

2019